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■未来志向
一回につき6kgの薪の充填を朝と晩、つまり一日12kgの薪を充填することによって、T-Line eco2は、快適なレベルでの熱を継続的に供給します。平均的な熱出力は1.5~1.7kWで、24時間に渡る熱の獲得量は40kWhになります。これは現代的な住宅建設の熱源としては理想的です。追加の充填は、高い熱需要が生じる時にだけ行ないます。このグラフは、2つの薪充填サイクルの経緯を示しています。12時間おき、一日に2回6kgの薪を充填した場合です。黄色の線は平均的な熱出力を示しています。最高に省エネルギーなストーブなのです。
(グラフ参照)


■蓄熱ストーブの規格EN15250
2007年に待望された規格EN15250がヨーロッパで導入され、やっと蓄熱ストーブに関する規則書が出来ました。それにより蓄熱ストーブの品質に関して客観的測定の基礎が提示され、測定基準が定義されました。こうしてヨーロッパでは、持続燃焼ストーブ(規格EN13240)と蓄熱ストーブの間に、明確な境界線が引かれたのです。それにも関わらず、多くの薪ストーブメーカは未だに蓄熱煙突ストーブあるいは蓄熱体を付けた煙突ストーブといった概念を利用しています。しかし、その熱放出の経過特性は、少量の薪充填を何度も繰り返すことによって作られており、実際には非現実的な使い方によってしか経過特性を達成することができません。

■蓄熱ストーブの品質とは
熱放出性質に関する重要な指数は、平均表面温度の時間的な経緯です。これは試験場で40の測定箇所の平均値から計算されます。その結果は、平均表面温度の指数100、50、25%を、時間軸に沿って表したグラフとして示されます(グラフ参照)。蓄熱ストーブを名乗る製品は定義によって、着火後4時間に渡り熱放出が、平均表面温度の最低50%~100%以上を達成しなくてはなりません。T-Line eco2ではたった一回の薪の充填で、50%の熱量が放射されるのに、着火後7.3~8.3 時間かかります。熱出力の経緯を示す曲線からは(緑の曲線)、常に快適で気持ちの良い暖かさが放射されているのが分かります。平均的には1.6kWの暖房出力が10時間以上持続します。


■20時間繊細な熱
サーモメカニック給気弁の機能により、着火20時間後に測定した場合でも、平均表面温度は室内気温よりも高くなっています。このようにT-Line eco2は、今日の住居建築にとって継続的に熱を放射する、エコロジカルで有意義な熱源なのです。