トーンヴェルク・ストーブの最高表面温度はおおよそ80℃~100℃にしかなりません。こんな低温で体が暖まるのだろうかと思われるかもしれません。
温熱効果のある遠赤外線の波長は8μ~14μの間と判ってきましたが、この遠赤外線の波長を放射する適温が丁度この温度になります。
温度が高くなりすぎるとこの波長領域から外れてしまいます。
遠赤外線の波長領域は3μ~1000μと非常に幅が広いのですが、その僅かなピンポイントの領域が人体に有効に働く育成光線と言われています。
育成光線の波長を求めるにはウィーンの変位則2898を用いて
2898÷(273+表面温度)=波長μ
の式で求められます。