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この塊は薪ストーブで燃やした灰が固まって出来たものでクリンカと言います。
灰は焼き物の釉薬として使われますが、灰の中に含まれるシリカ(ガラスの原料)や鉱物(酸化鉄など)の成分が1000℃以上の高温で溶け固まった物。ストーブが高温で燃えている証拠です。トーンヴェルク・ストーブはこんな高温になってもストーブへのダメージはありません。灰で出来た釉薬はエメラルドグリーンに輝き自然な美しさがあります。備前焼は釉薬をかけずに赤松を燃料として焼き上げますが、その灰が器に付き自然釉薬となり灰のかからなかったところとの対比が風景となり、あの独特な風合いになります。