薪ストーブの薪とは
このところやっと暑さも和らぎ金木犀の甘い香りがあちこちから漂ってくる季節になって来ました。寒冷地ではそろそろ薪ストーブに火を入れる季節になって来たのでは無いでしょうか?私の住む愛知県春日井市もずいぶん涼しくなって来て薪ストーブに火が入る日が待ち遠しくなって来ました。
今はシーズンイン迄に間に合うようメンテナンスと薪の配達が最後の追い込みに入って来ました。
今日も薪の配達をさせて頂きシーズンインを待つばかりです。
ところで薪の太さと出力の関係は密接な関係があることをご存知でしょうか?カタログなどに記載されている薪ストーブの出力は最も温度が上がり最高点に達した時の数値が記載されます。そしてその時に使われる薪は1本の重さが800g〜1kg程です。外周が24㎝前後。このくらいの薪の太さは最も効率が良く燃えます。太過ぎる薪や逆に細過ぎるは出力が小さくなります。メーカーの研究室で使われる薪もこのくらいのサイズの薪を使ってテストされます。
薪ストーブの能力を最大限に発揮するには薪のサイズがとても重要になりますが。燃焼時間を長くしようとして太い薪を使ってしまうと温度も上がりにくくなり蓄熱量も少なくなり放熱時間が短くなってしまいます。また太過ぎる薪は着火時の煙の発生にもつながり近隣の方にも迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
薪ストーブに使う薪は車のガソリンと同じように燃料なわけで、薪ストーブにとって品質の良い燃料とは含水率が低く適切な薪サイズになっているかどうかという事です。ご自身の薪棚にある薪のサイズをもう一度確認してみて、太過ぎる薪があったら部屋に運び入れる時に適切なサイズになるようにすると、薪ストーブの能力を必ず十分に発揮してくれます。
寒い冬を薪ストーブで快適に暮らせる要素は薪作りが大きく影響しています。