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20年以上使ってきた鋳物製の薪ストーブからT-NEOに買い替えられるお客様の炉台を新しく作り替えました。レンガで作られた炉台の下に外気供給経路を作らなければならず既設炉台を解体し、その下に外気供給経路を設けることが炉台を作り直す最大の理由でした。また設置されるストーブがトーンヴェルクのモダンデザインストーブなので意匠的にもストーブに合わせた方がいいということで作り替えました。では外気供給はなぜ必要なのでしょうか?当初の説明では逆流する時、窓を少し開けてくださいと言われたそうです。このケースの場合燃焼が進むと窓を閉めても逆流せず燃えるのですが、燃焼後半になると煙突のドラフト力が小さくなり一酸化炭素がストーブの隙間から漏れ出す危険性があります。着火当初は煙の漏れが目に見えるので換気を行うなどの対策が取れますが、一酸化炭素は無味無臭のため気が付かないうちに中毒になっている場合があります。またこの住宅は気密も高い為トーンヴェルクストーブがベストマッチだと思います。何故ならば追加の薪を入れる必要もありませんので、一度着火してしまえばストーブドアを開ける必要がありません。つまり薪の再投入時に室内に一酸化炭素の漏洩する危険もないからです。次回はストーブが設置された姿をお見せさせて頂きます。